日本の早期英語教育も、文科省による英語教育強化の動きや、2020年の東京オリンピック開催に向けて盛んになっているように感じられます。

フォニックスの学習などに取り組み始めた家庭も、もしかしたら増えているのではないでしょうか。

以前、こちらの記事でまとめたように、英語を(第一言語として)習得していく子供に重要な要素は、発音はもちろんですが、フォニックス音素認識、そしてサイトワードとよばれる基本的な英単語、の3点(発音も入れれば4点)のマスターです。

でも、フォニックス・音素認識は、専用の教材や英語の歌などで取り入れやすいのですが、その後サイトワードを増やしていき、自分で、自分に興味のあるものを英語を読んでいける力を伸ばすにはどうしたらよいのでしょう?

これは、早期英語教育では一つの大きな山場といえるものかもしれません。

 

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日本語でも、子供の言語の発達のために絵本の読み聞かせが奨励されていると思いますが(もちろん、それだけが目的ではありませんが)、バイリンガル子育てでも基本的に同じです。

ですから英語がネイティブ、あるいは得意な人は自信をもって英語の絵本の読み聞かせをどんどん行えばよいわけです。(バイリンガルを目指している家庭は、同時に、日本語の本の読み聞かせも、英語以上に行ってください。)

でも、それに限界を感じる場合もあると思います。

お母さんやお父さんなどの身近な人が、読んで聞かせたり、話して聞かせるのが一番ですが、補助的にオンラインで代わりになるものを利用するのも一考です。

特に最近、これは!と思ったものがいくつかあるので、ご紹介します。

 

1. Professor Garfield (ガーフィールド教授):Read!

 

あのアメリカのマンガ、ガーフィールドの作者であるジム・ディビス(Jim Davis)氏が開設した、子供が楽しく勉強できるようサポートするサイトで、オンラインの絵本教材がいくつか紹介されています。

特に、フォニックスを終えて、サイトワードを学んでいるあたりの子供におすすめなのが、Toon Book Readerです。

Toon Bookシリーズは、フランスからの移民でThe New Yorkerの編集者だったフランソワーズ・モウリ― (Françoise Mouly) さんが2008年に出版を開始した、子供向けの教育的かつ楽しいマンガです。

3歳以上の子供が対象で、読書レベルに合わせて本を選べるようになっています。

 

ちなみに、アメリカでは教育的マンガの概念は日本ほどは受け入れられていなかったようですが、このシリーズ、あちこちで絶賛されています。

日本の教育マンガはやっぱり世界の最先端をいってたわけですね~。たぶん。

誰か、そのこと英語で明確にして発表しといた方がいいですよ!!

いや、もうしてあるのかな??調べてみるか・・。   ということは置いておいて・・・

 

ガーフィールド教授のサイトのToon Book Readerでは、このToon Booksが音声付きで読めるようになっています。

読みたいセリフや、単語をクリックすると音が出るようになっていますので、英語の音に慣れるためにも、内容的にも正に子供にぴったりで受けると思います。

かなりおススメです!

 

2. Epic!

 

FunwithABC.comでは、無料の教材を中心に紹介していますが、2013年1月に開設された、こちらのデジタル絵本図書館は有料です。

でも、この子供向け電子書籍サービス、かなりお得です!

 

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概要は

 

  • 12歳までの子供向け児童書1万5千冊が読み放題で、月々たったの4.99ドル!(初めの1ヶ月無料
  • 一部(何百冊か)オーディオ版もあり、読み聞かせにも利用できる。
  • 読むときに目障りな広告なども一切なし。
  • 北米(カナダ・アメリカ)の教員なども、無料で利用できる。

 

ということです。

 

ただ、インターネットを利用するため、著作権により、全世界ですべてのコレクションが閲覧できないかもしれない、ということですが、それでも、海外から個人で絵本などを購入する郵送料などを考えると、お得なはずです。

子供の本は薄いものも多く、1度読んだだけで飽きてしまうことも多々あるため、月々、古本1冊ぐらいの値段で、1万5千冊が読めるというのは、かなり魅力的だと思います。

英語圏で育ったけれど、日本に帰国した、いわゆる海外帰国子女の子供たちの英語力維持にも、とても役立ちそうです。

また、12歳向けまでですので、YA(ヤングアダルト)向けのタイトルも含まれており、大人の英語の多読にも利用できます。

当然日本でも大々的に紹介されているだろうと思ったのですが、案外まだ知られていないようなので、紹介してみました。

日本でどれぐらい著作権で閲覧に制限があるのかわからないので、もし無料の1ヶ月間試してみた方がいましたら、是非お知らせください。

 

3. Walker Books のYouTubeチャンネル

 

Walker Booksは英国の子供向け出版社ですが、たまたまそのYouTubeチャンネルをみつけました。

絵本の著者自らによる絵本の読み聞かせの動画や、本の宣伝のトレイラー、著者によるトークなどいろいろアップされています。

でも何といっても再生回数が多いのは、優れた子供の絵本として有名な

“We are going on a bear hunt” (「きょうはみんなでクマがりだ」)の、

著者マイケル・ローセン(Michael Rosen) による読み聞かせでしょう。

 

 

この絵本、英語圏ではものすごく評価が高く、人気があります。

 

どれだけ人気があるかというと、この絵本の25周年を記念して、この絵本だけのサイト、www.jointhebearhunt.com が開設されているほど、です!

 

そのサイトで、この上のYouTubeの、ローセン氏のパフォーマンスのスクリプトもワードファイルで手に入ります。

 

読んだり聞いたりしたらすぐわかると思いますが、繰り返しが多く、擬態語もいっぱい入っていて、物語は山場を迎え、やがて今までに起こった出来事を逆に辿っていく形になっています。

お見事です。

日本の絵本も名作がいっぱいありますが、最後に逆に辿っていってああ、安心、というので私が思いつくのは、「パンちゃんのおさんぽ」です。

 

それにしてもこの絵本、こんなにひょうきんな著者による作品だったんですね~しみじみ。

小さい子どもには、ちょっと迫力がありすぎるかもしれないパフォーマンスです。

イギリス英語ですが、子音の発音がものすごくはっきりわかって、発音練習をしている大人にも、おすすめです。

 

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