AI時代の教育・子育てに必要なこと

ポーシェン・ロー (Po-Shen Loh)教授の視点

いつの間にか私たちの生活はあらゆる面でAIに支えられるようになってきました。

スマホ、SNSに囲まれて育つ子供たち。

ますます分断が進む世界。

つい無力感に襲われてしまいますがそんな時、カーネギーメロン大学のロー教授のことを知りました。

実はつい最近、ロー教授はDavisに講演に来ていたのですが時間が合わずに足を運べず。

でも私の信頼するDavisの保護者の方々が推薦していたので、そんなにすばらしい人なら
どこかに動画があるだろうと思って探したらやはりありました!

ある人は「彼と同じ大学行った!こんなに人気者になってよかった!」と言ってましたw

ちょっと検索しただけだと、今回の講演会のテーマの「AI時代の教育」というよりは
数学の問題の解き方などがメインの動画が多く上がってくるので、ここに入れておきます。

彼のウェブサイトを訪問すると分かりますが、とても精力的に講演をされていて、
教育格差をなくすという視点からも非常にすばらしい取り組みをしている教授なんですね。

探すと、東京でも昨年講演会があったようで、その概要が以下のページに日本語で
ありました。

彼のメッセージは基本的に同じです。



でも、時間があれば講演を視聴したほうが絶対におもしろいです。
ちなみに香港で行われた、英語と中国語のバイリンガルの講演会の動画もありました。
ユーモアあふれる話術に魅了されること請け合いです。
機会があれば要点を整理しておきたいと思います!

数学は問題解決のツールであり、公式を覚えて問題を解いていくためのものではない、
いい数学の先生というのは常に不足している、
そういった大きな問題を数学者として、数学教育者として解決しようと活動している
ロー教授には今後も注目していきたいです。

アメリカの教育格差

アメリカという国の大きな問題点の1つは公教育に対する支援が不平等となっていることです。
それを解決するような方策もとられてきましたが、根本的な解決にはなっていない。

このような大きな問題については、みな指摘されれば分かるものの、
解決するにはあまりにも道が遠く思え、途方に暮れてしまいがちです。

でもロー教授のような人が
少しでも多くの子供たちに数学というツールで
人生を切り拓いていくスキルを習得できるように
精力的に活動している様子をみると、何があっても無力感に打ちのめされている場合ではない、
自分でもできることをやっていこうという気力がわいてくる気がします。

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