教材

YouTubeで英語の聞き取り/シャドーイング 【アメリカ政治】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

YouTube英語学習おすすめ素材紹介#1

英語学習にYouTube、すでに常識かもしれませんが、活用されてますか?

YouTubeでは特に速度調整が簡単なので、早口の英語の速度を落とし、繰り返し聞くことでヒアリングやシャドイングの練習に有効です。

自分の得意分野や、興味のあるトピックを探してやってみてください。

 

トランプ大統領弾劾調査証言者

 

今回のおすすめはアレクサンダー・ビンドマン陸軍中佐の「トランプ大統領弾劾調査の証言」です。

トランプ大統領の弾劾調査の証言は、実は結構面白いです。

さまざまな背景を持つ政府高官や軍人など、米国政治の中枢で働いてきた人々が、事実関係を暴露していくわけで、こういう人たちは一般人にとっては、有名なテレビ司会者などよりも、実はずっと遠い存在の大物たちともいえます。

だからアメリカで、政治に少しでも関心がある人にとっては、下手なワイドショーよりおもしろいはず。

経歴を調べて、その人の人生を想像してみても面白い。

特に今回は、すでにさんざん冗談ネタにされている大統領を弾劾するかどうかを判断するため、事実を引き出し、確認するために質問が飛んでくる緊迫した公聴会の生中継。

この緊張感の中、どういう回答をするかでその人となりがわかるし、さらに時には質問者の人格も浮き彫りにされることになるのです。

だから英語が全部はわからなくても、英語のロジックとか、言い回しなど、英語やアメリカ社会の勉強になることも多くあると思います。

 

ビンドマン陸軍中佐の証言

 

今回、私にとって面白かったのはアレクサンダー・ビンドマン(Alexander Vindman)陸軍中佐の証言です。

最初にお断りしておきますが、弾劾調査そのものとはまったく関係ない部分に注目しての紹介となります。

彼は3歳半のとき、ロシアから移住したユダヤ系移民で、トランプ大統領とウクライナ大統領の問題の電話を直接聞いていたという重要証人。

戦闘で負傷したこともある軍人ですが、議会のような場は苦手らしく、最初に前持って準備された、Opening Statementといわれる自己紹介のような文書を読み上げるときには、声が震え、見るからに緊張していました。

でも質疑応答になると徐々に落ち着き、何語を流ちょうに話せるのか、と質問された際にはなんと、

「ロシア語とウクライナ語、それに英語を少々」

と、ジョークを飛ばしたんです!

(上は、その場面のYouTubeへのリンクです。)

公聴会での証言の場でジョークを言うとはびっくりしました。

家族と共に、3歳半で旧ソ連から米国に移住し、3か国語をあやつる彼は、ニューヨークの州立大学卒業後、ハーバード大学でロシア・東欧・中央アジア専門の地域研究で修士号も取得したそうです。

アメリカで高度なバイリンガル、トライリンガルになると、米軍高官となる道があります。

そういえば、日本研究で有名になり、日本人として亡くなったドナルド・キーン氏も米軍で勤務していましたね。

ロシア系移民は、実はロシア語教育だけでなく、音楽教育にも熱心な人が多いようで、ちょっと日系と似ているところがあるともいえますが、ロシア語とウクライナ語が堪能というのを聞いて、ニューヨークのロシア系の継承語のような学校にも通ったのかなと想像したり。

もともと軍人を目指していたにせよ、そうでないにせよ、バイリンガルを保ちつつ、米国に忠誠を尽くすということは、時には周囲の米国人の理解を得ることが難しかったのではないかとも想像できます。

Opening statementの最後では、今回の証言について、心配する父親に対し、「ここは旧ソ連とは違い、アメリカだから真実を言っても自分の身は大丈夫。心配しないで。」と語り掛け、全米が感動しました。

移民で、バイリンガル、トライリンガルゆえに米国への忠誠心に疑問を出される中、「私はアメリカ人です」と宣言し、アメリカに遣える姿を印象付けたビンドマン陸軍中佐。

移民からここまで出世する人は、正直多くないと思います。

移民の国アメリカの「神話」に出てくるような人生を歩んでいるビンドマン陸軍中佐の証言、特にそOpening Statement最後の段落を聞いて、多くのアメリカ人が感動したことでしょう。

今後も注目されていく人物になるかもしれません。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

コメントを残す

*