ついにデービスでも!アメリカの分断

「I LOVE DAVIS」という日本語情報交換MLの共同管理人もしていて、デービス在住20年目になりますが、
最近、デービスはどうしちゃったのかな と、少々不安に思っていました。

いくら安全な街とはいえ、ここはアメリカ。
銃の販売広告もふつーに新聞に入ってきます。

少し前には連続殺人事件も発生。

とはいえこちらの凶器は銃ではなく、
しばらくして幸い容疑者は捕まりましたが。

今度は新学期の開始間際、の8月末、地元の公立図書館に爆弾予告(bomb threat)があったということで
同日夕方に予定されていた隣の小学校のファミリー・ピクニックも中止になってしまいました。

そこは我が家もお世話になった小学校で少し気になってはいたのですが、
それから1週間ぐらい経過した、学校が始まって2週目の8月最終週月曜。

子供も学校に行ってやれやれと思っていた昼過ぎ、学区から緊急連絡がきて、
また図書館への爆弾予告があり、付近の学校の子供たちは避難しているがみな無事

という事態になっていることが分かりました。

爆弾予告は、以前からたまに発生する出来事なので「またか」とは思ったのですが
新学期に頻発し過ぎではないかと思い、
デービスの親向けSNSグループなどをチェック。

図書館でのイベントが発端?

そこから情報源などをチェックすると、
どうやら 自由を求める母の会 といったような名称で活動を活発化させている団体が
この図書館の会場をかりてイベントを開催し、
その内容をめぐって議論が白熱し、開催者が思ったように進行できず?
その後爆弾予告があったというような経緯が判明しました。

この団体は保守系シンクタンクなどから資金援助を受けており
School Boardが自分たちの意見を反映させるように活動している様子。

特にLGBTQ+に関して意見があるようですね。

この件をめぐって明らかにその団体を支援している人の名前が出されたり
その本人が違うと否定したり(いや、参加してるって見えてますけど笑)

そこも荒れてコメントオフとなる事態に。

デービス市長のメッセージ

色々なところから市にも情報が入ったのでしょう。

デービス市長はその後すぐにメッセージを出して、鎮静化をはかってくれましたが
このようなスピード感ある対応はさすがだなと思いました。

文中で爆弾予告は「国内テロ」と非難。
デービス市としてDiversity、Inclusionは大事だと考えているという強いメッセージでした。

連邦レベルとも協力し、爆弾予告をした犯人を捕まえようとしてくれているようです。

このメッセージをみて、少し安心しました。

だれが犯人なのかはまだ分かりませんが、
学校を巻き込むような騒ぎがこれ以上、起きないように願うばかりです。

SNS上でいろいろな人が意見交換できるのは良い面があると同時に
直接相手が見えない中で発言するのは
ルールを徹底してもなかなか難しいと
考えさせられました。

学区から家庭への自動通知

ちなみに、このように学校に対して爆弾予告がされると警察に連絡が行き、
子供と教職員らは一時避難します。

そのたびに家電話と携帯電話、メールのすべてに学区から自動通知が入ります。

以前は中学や高校で、試験の前日などに爆弾予告があることが多かったです。

今回は子供ではなさそうですが、捕まれば子供にもよい教訓になるかもしれないですね。

 

 

 

 

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