「英会話学校」で英語はできるようにならない

「英会話学校」が非効率的な理由

社会人になってから英語をやり直そうと思ったら、まず「英会話学校」に通ったり、「オンライン英会話」を始めたりしようとする人が多いと思います。

英語が苦手な人が、英語に慣れるために英会話学校などを始める。
これは当然といえば当然で、全く意味がないとはいえません。

でも、これはかなり非効率的です。はっきりいえば無駄ともいえます。

なぜなら、英会話学校やオンライン英会話では、徹底的に発音指導をしてくれるところが少ないからです。

今はいろいろな英会話学校もありますので、まず発音指導をします!と宣言しているようなところはもちろん別です。あくまで一般的な、伝統的な大手「英会話学校」の話です。

英語が苦手だと思っている人は、大抵発音も日本語発音です。

発音の基礎をまずやり直さなければ、簡単な英会話どころか、単語もなかなか通じません。

英会話の先生は、日本人の発音に慣れていますから、あたかもあなたの発音で大丈夫!というように会話を進めてくれるかもしれません。でもそれでは、例えばアメリカで生活しようとしたときになかなか通じず、苦労することになります。

英語の学習をやり直すのだったらまず発音の勉強、お金をかけるならまずここです。

英語学習のプロセスはスパイラル

英語の発音のコツを覚え、自分の伝えたいことは、なんとか、あるいはそれなりに通じるようになってきたら(人によってはこの段階にかかる時間は大変差がありますが)、英語のインプットを増やし、アウトプットがスムーズにいくようにつなげていく。

英語の学習はこのインプットとアウトプットの繰り返しのスパイラルに尽きます。

そして、このスパイラルがうまくかみあっていくためにも、土台となる発音の改善がとても重要です。
発音が改善してくれば、聞くことも徐々に改善していきます。

イメージにするとこんな感じ↓です。

slide7

©  2016  funwithabc.com

英会話学校に通う意義があるのは、このインプットとアウトプットのスパイラルが自分である程度うまく動き出している、と感じられてからではないかと思います。

その前の段階では、オンラインや独学で、安価に、あるいはほとんど無料で勉強できる素材もたくさんあります。

なんといってもインターネットに占める英語の割合はまだまだ多いのですから、それを有効活用しましょう。

(1990年代半ば頃は、英語のインターネット上の情報量は8割が英語と見積もられていましたが、現在は半分以下という見方もあるようです。

中国語の情報量が増えています。それでも、英語の情報量が日本語の何倍もあることは明らかです)

英語の発音も、かなりの程度オンラインで、無料で勉強できる時代になっています。
そして、英語のリスニングやシャドゥイングに最適な素材も、オンラインでたくさん利用できます。

これらについてはまた少しずつまとめてお伝えしていきます。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です