英語学習継続のコツ

英語学習の習慣づけに絶対必要なもの

英語学習に限らず、なんでも継続することは難しいですね。

すでに習慣になっている、何かをやめること、例えばたばこをやめるとか、毎晩飲酒する量が多くなっているのをやめるとかも難しいといいますが、これも「今ある習慣をやめること」を継続するのが難しい、といえます。

今まで習慣になっていなかったことを、新たに始めて継続すること、これもなかなか難しい。

習慣をつくることについては、たくさんの良書が出ていますし、オンラインでもいろいろなコツが紹介されています。

たくさんありすぎてどれが良いかわからない、という方には、こういった本の中ではすでに古典ともいえる、「7つの習慣」を手始めにしてもいいかと思います。

オンラインでは、習慣に関するブログでは有名なコボリジュンコさんのブログ、名言コツコツ に「良い習慣をつくろう」というカテゴリーがあります。

ただ、このようなものを読むと、当たり前だな、と思うことが多いかもしれません。

例えば、こちらの記事では、習慣化で大事なのは

「目標をたてる」 「実行する」 「見直す」 

の3つをうまくリンクしていくこと、というエッセンスが書かれていますが、改めて指摘されるまでもない、と思う人もいるかもしれません。

でも、これを英語学習に当てはめて、きちんとできている人は実はあまりいないのではないでしょうか。

これらの本なりアドバイスなりを読んで、学習の習慣をつけるために必要なことについて、自分なりに納得する、ここまでができる人は大勢いると思います。

ただ、読んで、納得しただけで終わってしまうことが多いのです。

そこで終わることなく、自分ができるようにサポートしてくれる、自分にぴったりのツールや、自分に適切なやり方をするためのアドバイス、そして実行に移す行動力にまですつなげることができる人が少ないんだと思います。

かくいう私も習慣化が得意なわけではありません。

子供のころはそれこそ3日坊主ばかりで、日記も続いたためしがない。

今でも日記も書いたり、書かなかったりです。

それでも、細々と続けることができるようにはなってきました。

その理由は割とシンプルで、その効果をもっと自分のものとして納得できるようになってきたこと、そして自分に合ったツールを見つけることができたからだと思います。

だから、手前味噌ではありますが、自分で納得するような仕組みや考え方に出会い、自分に合ったツールを使うことはとても大事だと思います。

英語学習が挫折する理由とは

英語学習も、ただ漠然と、「ペラペラになりたい」などという目標に向かってやるのではあまり効果がありません。

大きな目標を持つのはいいのですが、もっと具体的で、自分なりの独自のものにし、さらにそれを達成可能な小さな目標にしていった方が、効果があります。

これはいうまでもなく、小さな目標にしていけば、達成感が得やすく、習慣化につながるからです。

まず、そこまでできるかどうか、が英語学習が続くかどうかの分かれ道になります。

本当に英語ができるようになりたくて、目標を立てているけど、それが継続できない場合、理由は大きく分けて以下の2つになるのではないでしょうか。

  • 目標の立て方が自分に合っていない
  • 目標達成までのツールが自分に合っていない

書いてしまうと、当然といえば当然ですが、以下でどうすればよいか、基本的なことを書いてみます。

それ以上のことは、個人差があるので、個別に相談できる人に相談する、あるいは自分でもう少し調べてみるのどちらかになります。

英語学習の目標の立て方-基本編

自分のレベルを知る

目標の立て方を掘り下げていくのは、実はなかなか大変な作業です。

おおざっぱになりますが、それに必要な段階を考えていきたいと思います。

英語学習では、まず、自分のレベルを知ることが大事です。

英語には、 「読む・書く・聴く・話す」 の4つの領域があり、お互いにリンクしてはいるのですが、「英語ができない!」と感じている人は、そのどこから取り掛かるかを見定めるのも重要なポイントになります。

自分で弱点だと思い込んでいる場合も多いので、英語力の評価を最近したことのない人は、TOEICでも、英検でも、オンラインのアセスメントでも、なんでもいいのですが、是非何かまず受けてみましょう。

ある程度客観的に自分の英語力、特に上の4つの領域のどこが強いのか、弱いのかをみておくことはとても大事です。

少し勉強してから、というのは単なる言い訳です。

英語学習にまだ本気ではないといえそうです。

英語の4領域全てをリンクさせることを意識しつつ、レベルに応じた学習で目標を設定

これがなぜ大事かというと、話せないから会話に慣れるために英会話を習おう、と思う人も多いのですが、実は読解ができていないことも多いからです。

こちらでも説明したように、英語の4つの領域がだんだんリンクして上達させるため、まず自分で発音できるようになり、リスニングを上達させ、それと同時に英語を読むことで英語のインプットを増加させること、これをある程度積み重ねないと、自分から発言したり、会話のキャッチボールをすることなどとてもできません。

4つの領域の中で、弱いところと強いところが分かったら、弱いところを克服し、強いところを伸ばすよう、目標を立てます。

読むところが弱ければまず、ボキャブラリーなどを増やすより、まず基本文型をマスターします。

それと同時に、発音を必ずマスターし、簡単なシャドゥイングをしながら、英語の文型に慣れていきます。

それぞれの段階で何をやったら適切かは、その人のレベルによります。

自分で判断ができにくいなら、そのようなアドバイスをできる英語コーチや語学の専門家を探しましょう。

英語学習の目標達成に活用できるツール

適切な目標設定さえできれば、あとは英語学習でも、なんでも、とにかく毎日やることが大事です。

毎日の学習を1、2週間続けられたらしめたものです。

これもまたハードルが高いものですが、今は本当に便利な時代で、様々なツールが用意されています。

スマホのアプリなど、いくらでも、自分に合ったものを好きなように探せると思いますが、もう少し基本的でオーソドックスなものをご紹介しておきたいと思います。

  • 1日の時間の使い方をトラックする

    英語の勉強時間を確保するためには、まず時間管理が必要な人も多いと思います。
    自分が一日をどのように利用しているのか、一週間ぐらいトラックしてみることは、何かを習慣化する上でとても効果があります。iPhoneでは有名なアプリがあるようですが、マックファンでない方や、何でもスマホでやるのは性に合わない、という方に、

    Track how you spend your time for a week by supernifty

    のような 「一週間の時間の使い方トラッカー」 はどうでしょうか。

    睡眠、食事、エクササイズなど、基本的なアクティビティのカテゴリが用意されており、自分でカテゴリもつけ加えられます。

    無料でアカウントを作り、自分の時間をトラックし、後で分析することが可能です。一時間ごとなので、ざっくりと自分の時間の使い方を見直したい方におすすめです。

    細かくやりたい方は、自分で手帳を買ったり、エクセルを活用したりしてください。
    エクセルにはこんなものもありますね。ちなみに、このsuperniftyというのはオーストラリアのメディア局の関連サイトらしく、オーストラリアのラジオ局 Magic 1278 のリスナーに人気の、上位500曲のランキングがあって興味深かったりします。

  • Googleなどのカレンダーアプリのリマインダー活用

    これはスマホでもできますが、とにかくオンラインのカレンダーを活用し、自分にリマインダーをかけます。

  • 英語メディアを購読(Subscribe)する

    YouTubeチャンネルの英語の絵本読み聞かせチャンネルなどでも、最近はアップデートのお知らせが来るところがあります。
    こちらの記事でも少し紹介しましたが、リマインダーや、購読機能を活用しましょう。

  • Penzu

    こちらは、無料で使えるクラウドの日記サービスです。有料版のPenzu Proもあります。違いはこちらで説明されてます。英語学習でも、日記は必須だと思います。
    英語で日記をつけてもいいですし、そこまで最初から気張らなくても、まずは自分のやったことを記録し、自分自身をほめることが大事です。

    Penzuの何がおすすめかというと、自分で設定した時間に、メールで ”How was your day?” という呼びかけのメッセージが来るところです。これだけで、ああ、日記を書くんだった、と思い出すことができます。

    また、一年ぐらい継続していると、前年のその日に書いたエントリーが自動的に送られてきます。1年前のこの日に自分が書いたことがメールボックスに自動的に入ってくるのは結構意外性があり、少々さぼっていてもまた継続する気になります。2年前しかなければ二年前のエントリーが送られてきます!

    さらに、ジャーナルをつける意義について、ジャーナルを活用している人のインタビューなどのポッドキャスト(もちろん英語の)も無料であります。
    わずかではありますが、自分を英語の環境に置くことにもつながります。

まとめ

英語学習の習慣化には、他の習慣化と同様、「目標を立てる」「実行する」「見直す」のが大事です。

英語学習の目標を立てるのに有効なのは、「ペラペラになりたい」などというあいまいなものは避けましょう。

それには、現在の自分の英語のレベルを客観的に把握する必要があります。

何かテストやアセスメントを受け、「読む」「聞く」「話す」「書く」のどこが弱いのか、どうやって英語のインプットを増やしていくか考えます。

そして、自分に合った教材とツールを選び、毎日学習する時間を取りましょう。

ただ、オンラインで他人の成功体験を読んでいても、できるようにはなりません。

実行あるのみです。そして、継続は力なり、です。

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